本研究会は、一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会(CLA)が設置する研究会です
公園が変わる! 市民緑地が変わる! 都市農地が変わる! まちが変わる!!
公園でビジネスをお考えの企業・団体の皆さま、是非入会をご検討ください
●カフェなどの飲食業 ●コンビニ、園芸店などの物販業 ●アウトドア事業・宿泊業など ●スポーツ・健康ソフト業
●デベロッパー・ハウスメーカー ●総合建設業・専門建設業 ●建築、インテリア、都市計画事務所
●シンクタンク、商業コンサル、広告代理店 ●ファイナンス、法律、会計事務所等
●イベント等プログラム提供者(NPO含む) ●保育所・社会福祉法人、農業ベンチャー企業など
●ランドスケープコンサルタント ●造園施工業 ●公園施設メーカー ●運動施設メーカー
●個人会員(学識者・個人事業主など) ●関係団体・協力団体 ●その他   ※会員の構成(想定業種)


■背景

公園は、全国に約10万か所、面積約12万ヘクタールのストック形成がなされた一方、地方公共団体の厳しい財政事情の下でもストックを保ち、急速な老朽化が進行する公園施設を適切に維持管理し、リニューアルを進めていかなければならないという難題に直面しています。また、公園への一部の苦情等から、利用制限により対応する状況が発生しています。
公園ばかりでなく、空き家、空き地、シャッター商店街など、まち全体が疲弊した状況があり、この中には民有緑地や生産緑地も含まれます。

このような中、都市公園法が改正(平成29年6月施行)され、都市公園に民間の優良な投資を誘導し、公園管理者の財政負担を軽減しつつ、都市公園の質の向上、公園利用者の利便の向上を図る新たな整備・管理手法である「公募設置管理制度」(Park-PFI)が新たに設けられました。また、保育所等の社会福祉施設(通所利用)が、都市公園の占用対象に追加されました。

また同時に、都市緑地法が改正され、空き地活用等を想定し、NPO、まちづくり会社等の民間主体が、市区町村長による認定を受け、オープンアクセスの市民緑地を設置・管理することが可能になりました。また、生産緑地法も改正され、直売所、農家レストラン等の設置が可能になりました。
これらの新しい制度を活用しながら、社会の課題を解決していく主体は、「従来の公共」から「多様な主体による協働」体制へと変化してきています。


■設立趣旨

新たなステージの緑とオープンスペースは、ストック効果をより高めるため、民との連携を加速し、都市公園をより一層柔軟に使いこなすことが必要とされています。このため、緑とオープンスペースの再整備・管理運営を、公民連携によりマネジメント=「経営」することによって進める仕組みにシフトしていくことになります。

緑とオープンスペースの経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)は、従来考えられてきた公園等の区域や事業の範囲にとどまらず、まちとコミュニティ全体を変えていくポテンシャルを持っています。緑とオープンスペースは、その空間という器に、どのような使われ方・プログラム(収益施設を含む)を載せていくかによって、その魅力やまちづくり効果が大きく変わります。このため、幅広い経営資源を活かすことを考えるとともに、空間を使いこなすためアクティビティを生むプログラムを導入し、市民や来訪者の心地良い居場所をつくるための場所(Place)のデザインが必要であるといえます。このような場所性に関する計画デザイン技術は、地域の歴史文化、自然環境や景観などから読み解き、地域に根差した愛着の継承を行ってきた従来からのランドスケープ技術を基盤とすることで、より地に足の着いた固有性の高いものとなります。

私たちは、緑とオープンスペースの経営において、行政、民間、地域・市民の目標共有を可能とするランドスケープからの発案が、人々の笑顔にあふれ元気で美しいまちづくりに貢献するものでありたいと考えます。そして私たちは、緑とオープンスペースの経営と事業のあり方、すなわちランドスケープ経営に取り組むことにより、緑とオープンスペースがまちづくりのハブになり、コミュニティを持続的に支えていく大きな力になると確信し、ここに「ランドスケープ経営研究会」を設立します。


■ミッション(研究会の目的)

新たな時代の緑とオープンスペースのビジネスモデルを構築する

   1.民間の資金とアイデアにより公園を柔軟に使いこなすためのランドスケープ経営モデル

   2.身近な公園や緑地がハブとなったまち全体のコミュニティ型ランドスケープ経営モデル

   3.設計、施工、管理運営が一体的かつ継続的に仕事をするランドスケープ経営モデル


■ランドスケープ経営の方針

~緑とオープンスペースの経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を活かすための方針~

【ヒト】:多様な主体の協働を育てる
【モノ】:交流が生まれ居心地がよく美しい場所をつくり育てる
【カネ】:民間の資金とノウハウによりまちを活性化する
【情報】:人々が集まる場所となる公園を情報の拠点・まちづくりのハブとする

短期的経済価値判断だけが優先されることなく、これらすべてにバランスよく取り組み、緑とオープンスペースが源泉となって、活力ある都市のリノベーションに繋いでいくことが、我々の考える「ランドスケープ経営」です。